高価なプレゼントは恋愛で破局のきっかけになる理由

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
プレゼントする。

プレゼントで自分の気持ちを表すのは、なかなか難しいものです。気持ちは本来、言葉や態度で表すべきものですが、ときには品物で親愛の情を表現することもあるでしょう。

プレゼントには、贈る側、贈られる側の微妙な心理が働きます。自分の気持ちを表し、なおかつ、相手に好意を抱かせるためには、実は、忘れてはいけない基本ルールがあります。

相手からもらったものと同等のものを贈る。これが、相手にいちばん好意を抱かせるための基本法則なのです。

しかし、特に恋愛において、このルールはあまり守られていないようです。プレゼントはしたものの、こちらの好意は伝わらず、また、相手から好意をもたれないばかりか、逆に悪意をもたれてしまうケースも多いのはこのためです。

よくない贈り方は、どんなものか

一つは、 「これだけのものを贈ったのだから、あとで利息をつけて返してね」という贈り方です。

バレンタインデーにチョコレートをプレゼントして、ホワイトデーにヴィトンのバッグを要求する。これでは、好意は高まりません。

もう一つは、高額なものを贈っておいて、「気にしないでください。別にお礼はいらないからね」という贈り方です。

これは一見、相手の好意を高めそうですが、プレゼントの心理原則からはずれています。  高額のものをプレゼントしておいて「お礼はいらない」と言うのですから、プレゼントされたほうは不気味です。

「何の意図があるの?」と、相手の心理状態を疑ってしまうでしょう。私たちは好きな異性にプレゼントするとき、無理をしてでも高額のものを選びがちです。「こんなに好きです」という気持ちを金額で表そうとする。

気持ちは痛いほどわかりますが、そんなやり方は二人の関係に必ずしもいい結果をもたらしません。

高額のプレゼントの場合、もらったほうにはかなりの心理的負担があります。ある程度いい関係を保っていた二人だったとしても、このようなプレゼントをきっかけにバランスが崩れ、少しずつ関係が狂っていくケースも多いのすぁう。

高額なプレゼントによって、一方は、愛を告白したのも同然の満足な気分です。もう一方は、あまりの負担に対処のしようがないといった、ゆううつな気分です。

プレゼントは、相手が「この程度のものならもらってもいいや」と思える金額のものがベストなのです。

お互いに納得できる程度のプレゼントだからこそ、負担を感じずにいい関係を保つことができるのです。これなら何かの折りに、相手が軽い気持でお返しできる、と思えるぐらいの価格のものが自然で、相手も素直に喜ぶことができるでしょう。

また、もちろん、10万円のプレゼントをしたからといって、1万円のプレゼントをした場合より10倍も好意が伝わるというわけではありません。

プレゼントのコツは好意返報の心理効果に通じるものです。人と人とのあいだには、互いに相手に見合うような、相手の気持に応じた行動をしようという心理が働きます。

プレゼントされっぱなしではいけない、という気分があるのです。いくら「お礼はいらない」といわれても、そんなわけにはいきません。

同レベルの同レベルの金額の品物をお返ししなければならない、と思ってしまうのです。  ですから、あまりに高額なもの、それまでの二人の関係では考えられないほどの高額なものをプレゼントされては、贈られたほうがプレッシャーを感じてしまいます。

次に自分がプレゼントするときには、同じレベルの金額を準備しなければならないという心理的負担が、二人の関係にいいはずはないのです。

誕生日に、好きでもない異性から高価なプレゼントをもらったら、とまどうはずです。相手の気持ちはうれしいにしても、返答に困ってしまうでしょう。

もう少し軽めのプレゼントだったらよかったのに……と残念に思ったことはないですか。   人と人とは、相手との関係のレベルに沿った誠意で応じるものです。

そうやって相互信頼感が築かれていくのです。プレゼントは相手と親しくなるために非常に効果があります。しかし、ルールを破っては元も子もありません。

せっかくのいい関係が、〝頑張り過ぎた〟ために、破局を迎えるケースも多いのです。

「フィフティ・フィフティ=五分五分」の関係 が、あなたと相手との関係を無理なく深めてくれるはずです。これは婚約したり、結婚したりしてからも同じことです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

SNSでもご購読できます。