相性が良いとは?恋愛相手の相性が良い要因がすぐわかる!

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相性の良いカップル。

「彼とはウマが合う」と感じて、いっしょに遊んだり、話したりしているうちに、気がついたら、かけがえのない人になっていた。

このように、人と人との良好な関係は、いつの間にか気づいたら良い関係になっていた、というような、あやふやな要因が分からない意識しかもてないものです。

「彼と仲がいい、相性が良い」というのは現象です。しかし、その要因は明確にはつかめません。「ウマが合うから」という答えを用意したとしても、「なぜ、ウマが合うのか」の問いには、やはりうまく答えられないものでしょう。

人と人とがいい関係を築く「その主な要因は何か」をテーマに追跡調査がおこなわれました。ここで得られた結論は、相手と自分との一致性、類似性(マッチング・セオリー)が大きな役割を果たしているということでした。

マッチング・セオリーが大きな要因になっていた

被験者は、大学の寮に入寮した一七歳の男子学生です。もちろん、全員が初対面です。彼らが友人関係を築いていく過程を六カ月にわたって調査していきました。

まず、部屋の近い者同士が言葉を交わし、親しくなっていきます。これは「近接の要因」といわれ、自分の近くにいる人に好意をよせる心理です。

「近くにいる人同士」は、ただそれだけで、互いに親近感を抱く環境にいるのです。調査では、これらの学生たちは次第に態度の似ている者同士が親しくなり、いくつかのグループを形成していくのです。

「出身地が同じ」「推理小説ファンである」「ファッションセンスが似ている」「同じ宗教活動をしている」など、何らかの共通点、類似点を発見して、互いに親しくなっていくわけです。

相性が良い、共通点、類似点は、相手との接着剤になります

そして、さらに良い関係に発展していく土壌にもなっているのです。仲のいい友人を思い出してみてください。どこかしら、相性、共通点、類似点をもっているのではないですか?

これが「マッチング・セオリー」です。「マッチング・セオリー」とは「類は友を呼ぶ」法則なのです。

街を歩く、明らかに相性が良い恋人同士と見える男女は、ファッション的にだいたい同じ趣味をしているものです。そうして、二人が並んでいるとき、どこかしら、つり合っているイメージがあります。

「相性が良いお似合いのカップル」というのは、このような状態で、見ていてもバランスがいいものです。

「類似性」は、恋愛のきっかけであり、また、恋愛がうまく成立する絶対条件といってもいいものです。

「趣味が同じ」ことも、強力な接着剤になります。相手も自分もテニスが好きなのであれば、それだけで類似性のある二人ということになります。恋愛に発展する可能性はとても高いでしょう。

残念ながら、自分はテニスが好きではない場合は類似性の原則からいえば、あまりよくない状況です。

この場合は、一つは相手との別の類似性を探すことです。仮に、同じ小説家のファンであれば、その点の類似性を強調して相手と親しくなる方法があります。相手がテニスにしか興味がないのであれば、あなたもテニスを好きになりましょう。

プロの有名選手についてインターネットで調べたり、テニスの本を読むくらいの努力は必要になります。

「あ、テニスに関心があるんだな」相手がこのように感じ、相性が良くなるだけで、恋愛が成立するチャンスは広がったといえます。

ただ何となく「素敵な人だな」と、何の準備もなく接近しても、恋愛のきっかけさえつかめないケースが多いのは、二人の接点が発見できないからです。

類似性の原則が最も象徴的におこなわれるのは、お見合いです。家柄はいまだに大きなポイントになっています。同じ程度の家柄ならうまくいく可能性が高いことは、誰もが知っているはずです。

コンピュータで相性を判定して交際相手を紹介するシステムがありますが、紹介された後、二人の男女はどうなるのでしょうか。また、結婚したカップルと結婚しなかったカップルの違いは何だったのでしょうか。

結果は下の図のとおりですが、 二人の相性、適合性が類似性に基づいている ことがわかると思います。

マッチング・セオリー。

結婚にいきつくことが少なかったのは、スポーツへの興味や身長に差がありすぎるカップルでした。性格的には、「服従─支配」「規律のない統制された」という要因で差がありすぎたカップルです。

つまり、「似ていない」カップルは結婚に至ることが少なかったのです。 恋愛、結婚においては、「類似性」が、原動力になっていることがわかります。

一方、結婚にゴールインしたのは「具体的、抽象的」「まじめ、行きあたりばったり」「自信に満ちた、心配性の」の性格面の要因で一致したカップルでした。

つまり、多くの場合、「相性が良い似た者カップル」が結婚に至るのです。

真似をされると好きになる

アメリカのビジネスマンのあいだで、「ボスの猿真似」が流行っているそうです。ファッション、ヘアスタイル、電話のかけ方、クセ、車、趣味にいたるまで、ボスのありとあらゆるやり方を真似るのです。

効果は絶大で、「出世の早道」といわれています。

日本では……意識的な「猿真似」が流行っているわけではないようですが、知らず知らずのうちに、尊敬する上司の真似をしているケースは多いようです。

サラリーマンの知人の言葉によれば、尊敬する上司の下で仕事をしていたら、いつの間にか自分がその上司に、よく似てしまったことにふと気づいたそうです。歩き方、タバコの喫い方、筆跡など……。

上司の行動を観察しながら愕然となったそうですが、同じような経験のある人は多いと思います。

恋愛に限らず似ている人同士のほうが親しくなりやすい

この関係はかなり直接的で、似ている事項が多ければ多いほど、好感度が高くなっています。

「ボスの猿真似」は、この原則に乗った、いわば、出世の方法です。ボスからの好感度が高ければ、直接、出世につながるからです。アメリカのビジネスマンは、さすがに合理的です。

この方法は恋愛にも通じるものです。彼のファッション、彼の趣味、彼のクセなどを真似る。要するに「彼真似」です。

できるだけ多くの類似点、共通点をもつことが、「恋愛の早道」 といってもいいでしょう。

ほとんど初対面の男女が何人かのグループでお酒を飲むことがあります。合コンなどはまさにこれですが、アルコールの勢いはあるにしても、こうした場面で特定の男女が非常に親しくなるケースがあります。

こんなふうに急速に仲良くなるのは、お互いに類似点を発見した場合が多いのです。同じブランドの時計をしていた、同じ学校の先輩と後輩だった、誕生日が同じ日だったなど、偶然の同一性の発見で相手に親しみをもち、すっかり意気投合してしまうのです。

同一性が強力な〝接着剤〟になった、よい例です。この場合は、偶然の「猿真似効果」が働いているわけですが、これを意識的におこなうのが、本来の猿真似効果です。

相手のファッションに合わせる

とりあえず、このように相手の外見を真似るところから始めましょう。自分と似た姿を見ているうちに、相手は少しずつあなたに好意を抱いていくはずです。

本来は、人は、自分の好きな人や尊敬できる人の真似をして、「その人のようになりたい」と考えます。だから、好きな人と自分自身がいつの間にか似てくるわけです。

逆に、 自分と似ている人を見ると、その人は「自分に好意をもっている」ということがわかりますので、その人に対して自分も好意を抱くようになります。

これを「好意の返報性」と呼びます。

真似をする効果は、ファッションや趣味、スポーツの好みばかりでなく、相手のクセや話し方、身ぶりや動作、表情などにもみられます。

相手の言動に自分を合わせることで、上手に恋の勝利を目指してください。

しぐさを合わせると好きになる

初めてのデートで相手との類似点を発見できず、会話もいまひとつ盛り上がらなかった、という体験はありませんか?

こんなときは、何かきっかけがほしいと焦るものです。さて、こんな場合、どうすればいいのでしょう。付け焼き刃でもいいから、効果的なきっかけをつくる方法はないものでしょうか。

相手が首を傾げたら、こちらも首を傾げる。ハンカチで額の汗をふけば、自分もハンカチで同じことをする。 頬杖 をつけば、自分も……という具合に、しぐさを「真似」することが、類似点をつくることになるのです。

こんな実験があります。初対面の二人を部屋に入れ、話をさせます。このうちの一人にだけ、相手のしぐさやクセなどをすべて真似しながら会話をすすめてもらいます。

そして、一定時間後、真似された相手に感想を聞くと、結果は、次の三つに分かれます。

  1. 真似されていることがわからなかった
  2. 非常に好きになった
  3. 相手の人は、自分が相手を好きだと思う以上に、自分のことを好きだと感じた

「真似されていることがわからなかった」はともかく、あとの二つは、とてもいいメッセージを受け取っていることがわかります。

相手の動作を真似ることは、ダンスにたとえられます。相手の足を踏まずに優雅に踊るには、相手の動きに自分を合わせなければなりません。これを、「同調ダンスの心理効果」「姿勢反響効果」 といいます。

相手の動作を真似ているうちに、しだいに相手とリズムが合ってきます。そして、 動作やリズムが似てくると、お互いに相手に好意を抱くようになる わけです。

同調ダンスも究極までいけば、腕組みやうなずきなどの大きな動作だけでなく、話すときの非常に細かい体の揺れまで同調することが可能です。

ある実験によると、親友同士の会話のときの動作をビデオに撮って分析したら、24分の1秒の誤差しかなかったのだそうです。「波長が合う」というのは、このぐらいのレベルを指すのかもしれません。

恋愛ではここまで同調する必要はないでしょうが、二人が同じリズムで踊ることでお互いの好意が高まり、「息が合う」といった状態をつくることができます。

デート中、なんだかしっくりしないと思ったら、まず、相手の呼吸のリズムを真似るのも効果的です。

吸う吐く、吸う吐く……すると、リズムが合ってきます。相手と「息が合う」状態になれば、デートもきっと楽しいはずです。

不安になると好きになる

一人の女子学生の不安や恐怖をかきたてたら、その後、女子学生はどのような行動をとるか。

シャクターは、このような調査をしました。「これから電気ショックの実験をします。場合によっては、痛みがあったり、傷ついたりするかもしれません」と前もって脅し、女子学生の不安を高めます。

そうして、30分後に実験をするので、控え室で待機するように指示します。控え室は二部屋あります。一つの部屋は、女子学生と同じ実験を受けるために待機している人がいます。もう一つの部屋は誰もいない部屋ですから、女子学生が一人で待機することになります。

さて、女子学生は、どちらの部屋を選ぶのか。

結果は、圧倒的に、自分と同じ実験を受ける人と二人で待機する部屋を希望しました。

不安や恐怖を感じる状況に置かれた人は、できるだけ自分と同じ境遇の人といっしょにいたがります。そうすることで、心の安定を保とうとするのです。

親和欲求といい、不安なとき人は誰かといっしょにいたいのです

ある女優がテレビでこんなことを言っていました。舞台公演の初日は、出演者たちは、怖いくらいの緊張にとらわれるそうです。もうすぐ幕が開く。幕間から客席をのぞくと、満員で、開幕ベルを待っている。

その場から逃げ出したいほどの緊張感なのだそうです。出演者たちの楽屋はそれぞれ一人部屋を与えられているのだそうですが、気がつくと、誰かれとなく一つの部屋に集まり、世間話をしています。

誰もが恐怖感で、一人で楽屋にいるのが苦痛なのだそうです。そしてみんなで集まって、開幕ベルを待つ……。

もしかすると、「惚れっぽい」人というのも、日常的に恐怖心や不安にとらわれているタイプの人なのかもしれません。

外見では余裕があるようにみえても、内心は心配だらけで、いつも誰かといっしょにいることで、どうにか心の安定状態を保つことができる。そんな心理から異性を求めるとしたら、惚れっぽくなるのは当然の成り行きです。

身内の者、特に、一家の大黒柱としての父親を亡くしたりすると、その直後は非常に不安定な心理状態になります。哀しみと不安で、恋愛どころの話ではありません。

ところが、こんなときは、心の状態としては、とても惚れっぽくなっていることもまた事実です。

この時期、特に親しくなりやすいのは、 「僕も(私も)実は、父親を亡くしたのです」という相手です。

自分と同じ境遇の相手に惹かれやすくなっているのです。恐怖感をもったとき、人は誰かといっしょにいたいという「親和欲求」が強くなります。それもできるだけ自分と似た立場の人といっしょにいて、自分の不安を静めたいと思うのです。

不安や恐怖は、人と人を結びつける大きな要素です。不安を共有することで、運命共同体のような連帯意識が生まれてくるのです。

この実験でも、「誰とでもいいから」というのではなく、やはり、被験者は自分と似た境遇の人といっしょにいたいと願っています。

都会での生活のなかで出会った同郷の人と親しくなりやすいのも、こうした理由からだといえるでしょう。

もしもあなたの好きな相手が不安や恐怖に苦しんでいるときは、そのよき理解者になり、相手の不安を共に感じることが、なによりも大切なのです。

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